
毎年三が日に約250万人が訪れる鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)で20日、初詣に備えた警備の広報訓練が行われた。県警警備課、第1機動隊、管区機動隊、鎌倉署などの約40人が参加。広報車両の上から、ユーモアを交えながら安全な初詣を呼び掛けた。
本殿へ続く大石段の下で、指揮官車のやぐらに上がった警察官たちが、マイクを手に「あけましておめでとうございます」「大石段は願い事を携えて本殿へ向かう大切な石段です。2段ずつ上がったり駆けだしたりしないでください」とアナウンスを練習。「慌てず、待っている間におさい銭の準備をしたり、お願い事をもう一度考えてみてはいかがですか」とユーモアも交えた。
三が日の初詣は、鶴岡八幡宮入り口に立つ三の鳥居から本殿までの間に約9千人が滞留する。このため警察官ら延べ約600人が、大みそかの31日午後9時から元日の夕方までと2、3日に、境内3カ所で警備広報を行う。
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