
三浦市の二町谷埋め立て地に在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)のヘリコプターが不時着した事故で、米軍は19日、現場に横転したままになっていたヘリの撤去作業を行った。現場にはクレーン車などが入り、機体は分解して厚木基地へ陸送された。
午前9時半ごろ、クレーン車2台が現場に到着。米軍関係者はタイヤやメーンローター(主回転翼)の一部を取り外し、前部と尾部に分けて作業を進めた。
尾部は折りたたまれた上でクレーンでトラックに移され、午後0時5分ごろに現場を出発。厚木基地に運び込まれた。横転していた前部はクレーンでつり上げて立て直した上で、午後3時ごろにトレーラーの荷台に移された。
また厚木基地は同日、同型のヘリを事故後も飛行停止とせず、通常運用していることを明らかにした。
米海軍ヘリは16日午後3時半ごろ、埋め立て地に不時着し、横転。乗組員4人のうち2人が骨折などの重傷を負った。県警は日米地位協定に基づき、17日に現場検証を行うなど、捜査を進めている。
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