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育鵬社不採択「やっと現場の意向」 他自治体へ波及も期待

社会 | 神奈川新聞 | 2020年7月31日(金) 22:57

来春から使用する教科書を採択した藤沢市教委臨時会=藤沢市民会館
来春から使用する教科書を採択した藤沢市教委臨時会=藤沢市民会館

 藤沢市立中学校で2012年度から使用されてきた育鵬社版の歴史、公民の教科書。「十分な審議を経ずに採択された」として、市教育委員会の判断に疑義を示してきた市民は、不採択の決定に「ようやく教育現場の意向が反映された」と評価した。一方、県内の教委に同社版教科書の採択を働き掛けてきた日本会議の関係者は「評価の高い教科書を替えてしまうのはもったいない」と批判した。

 11年の育鵬社版教科書採択以降、現場の意向尊重を求め署名活動や学習会を展開してきた「藤沢の教科書・採択問題にとりくむ会」、「みんなの教育・ふじさわネット」などは、市教委の臨時会終了後、集会を開催。同ネットの松本一郎代表は「市民が活動を続けてきた結果。藤沢の子どもに良い教科書を渡すことができる」と振り返った。

 とりくむ会のメンバーで元県立高校教諭の樋浦敬子さんは「現場の意見を可視化するなど政治的な思惑を排した審議の結果であることが意義深い」と、決定過程の透明性を評価。「43万都市がこれまでの決定を覆したインパクトは大きい」と、育鵬社版教科書を使用している他自治体への波及に期待を込めた。

 同会が18年12月から19年2月にかけて、市立中学校全19校の歴史、公民の担当教諭らを対象に実施した同社版教科書に関するアンケートからは、さまざまな問題点が浮かび上がった。

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