川崎市は26日、同市川崎区東扇島の東亜石油京浜製油所から原油が流出した、と発表した。流出量は不明だが、同社がオイルフェンスなどで拡散防止措置を取り、油漂着などの被害は確認されていないという。
同社によると、25日午後7時ごろ、原油を桟橋のタンカーから備蓄タンクに輸送する配管設備から漏れ出ているのを作業員が確認した。直径約2・5センチの配管の支流に穴が開いていた。輸送作業は数時間前に終えており、管内に残っていた油が漏えいしたとみられる。
同社は配管が破損した原因などを調査し、再発防止に努めるとしている。