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南足柄、箱根で被災漁網の搬入開始、安全性確認し覆土/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2013年9月13日(金) 00:13

漁網周辺の空間線量測定を見守る町民ら=箱根町芦之湯
漁網周辺の空間線量測定を見守る町民ら=箱根町芦之湯

東日本大震災で被災した岩手県洋野町の漁網受け入れ方針を決めていた南足柄市と箱根町で12日、搬入作業が始まった。それぞれ約3トンの漁網が運び込まれ、住民らが見守る中で空間線量率などを測定、安全性を確認した。両市町は年内に複数回に分けて漁網を搬入する計画で、南足柄市は最大200トン、箱根町は同100トンを受け入れるとしている。

南足柄市雨坪の市一般廃棄物最終処分場には、漁網を積んだトラックが、午前6時すぎに到着。市民ら約30人が作業を見守る中、漁網入りの土のう袋2袋がコンテナから運び出された。市職員はトラックや土のう袋周辺の空間線量率を計測。最大検出値は0・053マイクロシーベルトで国基準(0・19マイクロシーベルト)を下回り、安全性を確認したとして覆土した。

箱根町芦之湯の町環境センターでも南足柄市と同様の搬入作業が行われ、約20人の住民らが見守った。空間線量率の最大値は0・024マイクロシーベルト。土のう袋は近接する同町畑宿の最終処分場に移され、13日の搬入分と合わせて覆土される予定。

今回搬入された漁網の放射性物質濃度は、8月に県などが洋野町で測定。1キログラム当たり最大18ベクレルで、受け入れ条件(同100ベクレル)を下回っており、鉛などの有害物質や農薬類も基準に適合していた。

両市町は今後、処分場周辺の空間線量率のほか、処分場から放流される処理水などの放射性物質濃度について定期的に計測し、結果を公表していくという。

搬入に立ち会った南足柄市の加藤修平市長は「安全安心を確保して市民と情報を共有し、被災地の復興を支援していきたい」。箱根町の山口昇士町長も「地元の理解と協力のおかげで実現できた。安全なものを安全に処理していることを知ってほしい」と話した。

震災がれきの受け入れをめぐっては、黒岩祐治知事が2011年12月に横須賀市の県最終処分場への埋め立て案を公表。一部からの反対の声を受けて1年以上にわたり難航し、県による受け入れは実現しなかった。知事は県庁で「本当にほっとした。市長や町長、住民の皆さんに心から感謝したい」と述べた。

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