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茅ケ崎、サザン一色 13年ぶり地元公演 全国のファン殺到 住民お祭りムード/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2013年9月1日(日) 00:14

 桑田さん、おかえりなさい-。5年間の活動休止から復活したサザンオールスターズのコンサートが桑田佳祐さんの地元、茅ケ崎市で行われ、会場周辺は地元住民や全国からのファンであふれかえった。周辺では混雑も続いたが、「茅ケ崎はサザンの聖地だから」。13年ぶりの凱旋(がいせん)公演に、お祭りムード一色に染まった。

 1978年のデビュー曲「勝手にシンドバット」に「HOTEL PACIFIC」と、茅ケ崎ゆかりのヒットナンバーがスタンドを揺らす。「夏をあきらめて」では、スクリーンに烏帽子(えぼし)岩が浮かび上がる。地元色いっぱいの演出に茅ケ崎公園野球場を埋めた約2万人が沸き立った。

 サザンが一度だけ茅ケ崎で行った2000年のライブはファンの間では「伝説」と語り継がれる。それ以来の凱旋に、市内在住の団体職員の坂口顕久さん(47)は「13年前と比べて球場近くに家が増えた。騒音問題もあって、もう茅ケ崎では実現しないと思っていた」と声を弾ませ、「桑田さんには、戻ってきてくれてありがとうと言いたい」。

聖地ならでは

 開演前、「サザンビーチちがさき」の浜辺。「あれが烏帽子岩ですか」と目を輝かせていたのは、鹿児島市からやって来た大学生、黒田大海(ひろうみ)さん(19)。コンサートは4度目だが、「やはり茅ケ崎は全然違う。商店街やビーチなどまち全体にサザンが根付いている。ここでライブを見る幸せを感じる」。

 チケットが手に入らなかった人たちも、「聖地」の雰囲気だけでも味わおうと会場周辺に詰めかけた。「ここまで聞こえてくる声だけでも十分。最高」

 もっとも、多くのファンがビニールシートを敷いて開演を待っていた浜辺では、大きな波と風の音で歌声はほとんど届かず。一斉に会場近くに向かって移動したため、浜辺と会場をつなぐ歩道橋は大混雑。通行規制がかかって、利用できなくなる混乱も起きた。

■「ウエルカム」

 周辺の道路でもファンが立ち止まったり、座り込んだりして身動きができない状況もみられたが、近隣住民からは「お祭りだから」と好意的な受け止めも。

 「おかげで全国から大勢の人が茅ケ崎を訪れるようになった」と歓迎するのは会場の向かいに住む都築賢一さん(75)。この日、自宅には家族やその同級生ら約20人が集まり、お祭りムードを楽しんだ。

 庭先にテーブルを出して家族と談笑していた竹下しのぶさん(42)も「迷惑がっている人もいるようだが、私はウエルカム。ただで自宅でライブが聞こえるんだから」。何倍も大きな会場をいっぱいにできるのに、復活ライブの会場の一つに選んでくれたのが何よりうれしい。「地元を大事にしている桑田さんだからこそ、ウエルカムと思えるのかも」と笑った。

 約3時間のライブが終わった午後9時ごろ。浜風を背にJR茅ケ崎駅へ続く人波の中、デビューからのファンで川崎市から夫と訪れた看護師の菅原由紀子さん(52)は、言った。「茅ケ崎が題材の曲が多くてうれしかった。大スターなのに不思議な親近感。明日からも頑張ろうと思う」。

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