古代の役所跡などが残る茅ケ崎市下寺尾の国指定史跡「下寺尾官衙(かんが)遺跡群」の見学会が12日、行われる。今月末の調査終了後に埋め戻されるため、市教育委員会は「貴重な機会」と参加を呼び掛けている。
同史跡は2015年3月に国の史跡に指定された。調査は毎年1回行っており、今年は9月から県立茅ケ崎北陵高校の旧校地西側を調べていた。市史跡・文化資料館整備担当課によると、「柱跡が発見され、大きな建物が建っていたと予想される」という。今月末の調査終了後は埋め戻すため「この機会に史跡を見てもらいたい」と話す。
午前10時半~11時半、午後1~2時の2回。問い合わせは、市教委社会教育課文化財保護担当電話0467(82)1111。