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平塚競輪、場外発売4カ月半ぶり再開 17日からは本場も

社会 | 神奈川新聞 | 2020年7月11日(土) 11:00

密にならないように、真ん中に着席禁止のマークが貼られたベンチ=平塚競輪場
密にならないように、真ん中に着席禁止のマークが貼られたベンチ=平塚競輪場

 平塚競輪は10日、新型コロナウイルス対策で中止していた場外発売を4カ月半ぶりに再開した。本場(平塚市久領堤)でのレース開催の一時中止などで厳しい運営を迫られる中、入場時のチェックなど細かな感染予防策を講じ、17日からは観客を入れての本場のレースも復活する。

新型コロナ禍が競輪場直撃 売り上げ減、財政影響懸念

 「家にこもったままだと体が弱る。健康のためにも発売再開を楽しみにしていた」。厚木市から来たマスク姿の80代男性は真剣な面持ちでレースの実況中継を見つめていた。

 全国でも有数の1日平均約3千人が入場する平塚競輪場。今年は新型コロナの影響で2月27日から場外の車券発売を中止。無観客で行っていたレースも、緊急事態宣言期間中の4、5月は取りやめた。

 特にトップ級の選手が出場する4月の開設記念レースは全体で50億円の売り上げを目指していただけに、影響は深刻だ。他のレースや場外発売分を含めると、およそ76億円落ち込む見込みという。

 再開に際して、平塚競輪は感染防止策を徹底した。入場者にはマスク着用を求め、手指消毒とサーモグラフィーカメラによる検温を実施。客席を減らし、人数も最大収容人員の2割弱に当たる5千人に制限した。再開初日は入場時のマスク着用を拒否する人もいたが、全般的にはスムーズだった。

 競輪は競馬に比べて年齢層が高く、インターネット購入ではなく、本場や場外発売を利用する人が多いといわれる。平塚市公営事業部の小泉一郎部長は「今回の事態を教訓に、今後はネット購入の促進にも力を入れたい」と話していた。

 小田原競輪場も25日から、観客を入れてのレースを再開する。

 
 

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