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歯で身元確認の方法学ぶ 神奈川歯科大で警察官が研修会

社会 | 神奈川新聞 | 2018年12月3日(月) 11:22

研修用に作られたマネキンを使い、口の中の写真を撮る警察官=16日、神奈川歯科大
研修用に作られたマネキンを使い、口の中の写真を撮る警察官=16日、神奈川歯科大

 歯による遺体の身元確認方法を警察官が学ぶ「法歯学研修会」がこのほど、神奈川歯科大学(横須賀市稲岡町)で開かれた。県警捜査1課の検視官や署の刑事課員ら若手約60人が、遺体に似せたマネキンの口腔(こうくう)内の写真を撮ったり、所見を記録したりした。

 警察官らは歯の構造や虫歯の種類など、歯科の基礎知識を学習。マネキンを使った実習では、日本厚生協会(東京都千代田区)理事長で歯科医師の山本伊佐夫さんらの指導を受けながら、歯に紫外線を当てると詰め物が判別しやすいことや、記録の作成方法などを学んだ。

 同大大学院災害医療歯科学講座の山田良広教授は「身元確認の際、歯の所見がある場合は、DNAより早く、費用もかからないので非常に有効」と説明。参加した大和署刑事1課の高橋清美巡査(23)は「今まで知識がないままやってきた部分もあったので役に立った。今後の業務につなげたい」と話した。

 研修会は今年で3回目で、同大大学院横須賀・湘南地域災害医療歯科学研究センターと日本厚生協会が主催した。

 
 

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