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横浜地裁、監禁致死傷罪も審理か
東名あおり死傷、3日初公判 停止後の危険運転適用が争点

社会 | 神奈川新聞 | 2018年12月1日(土) 18:41

東名高速道路下り線の事故で移動される車両=2017年6月、大井町(車のナンバーを画像加工しています)
東名高速道路下り線の事故で移動される車両=2017年6月、大井町(車のナンバーを画像加工しています)

 大井町の東名高速道路で昨年6月、「あおり運転」を受けて停止させられた静岡市の一家4人が後続車に追突され死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪に問われた被告の建設作業員の男(26)の裁判員裁判が3日、横浜地裁(深沢茂之裁判長)で始まる。弁護側は危険運転致死傷罪に加え、予備的訴因の監禁致死傷罪についても成立を争う構え。法解釈を争点とした審理が予想され、裁判員らは難しい判断を迫られそうだ。

 事故は昨年6月5日夜に発生した。起訴状などによると、被告は現場から約1キロ手前の中井パーキングエリアで車の止め方を非難されて憤慨、一家のワゴン車に幅寄せなどを繰り返し、進路をふさいで停車させた。降車した被告がワゴン車に詰め寄った際に大型トラックが突っ込む事故が起き、男性=当時(45)=と男性の妻=当時(39)=を死亡させ、長女(17)と次女(13)に軽傷を負わせた、とされる。

 事実関係で検察側と弁護側におおむね争いはなく、公判では危険運転罪の成立の可否が最大の争点になる模様。同罪は車が走行中の事故に適用するのが一般的で、停止後の事故への適用は異例とされる。

 検察側は、被告の一連のあおり運転が追突事故を招いたとして、因果関係が認められると主張する見込み。一方の弁護側は、因果関係を否定した上で、「適用されれば法律の拡大解釈につながる」と真っ向から反論している。

 同罪が成立しない場合は無罪になるため、検察側は9月に予備的訴因として監禁致死傷罪を追加。これに対しても弁護側は「停車していた時間は2~3分程度で、監禁の意図や故意性に疑問符が付く」として争う方針を示している。

 公判は10日に論告求刑が行われ、14日に判決が言い渡される予定。器物損壊罪と強要未遂罪2件も併せて審理される。

 公判で証人として出廷予定の長女は代理人弁護士を通じて「しっかりしなくてはいけないと、責任を感じて緊張している。真実が知りたいです」とコメントした。

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