横須賀市観音崎沖で転覆した船の男性を救助したとして、横須賀海上保安部は30日、ボランティア救助員で構成する県水難救済会観音崎救難所長の鈴木隆裕さん(50)、同所員の岩沢博文さん(36)、瀬川誠さん(23)に表彰状を贈った。
昨年12月31日に観音崎沖でミニボートが転覆。同保安部から要請を受け、鈴木さんが経営する会社の旅客船で現場に向かい、70代の男性を救助した。
天候が荒れており、クーラーボックスにつかまって漂流していた男性を3人がかりで引き上げたという。鈴木さんは「切迫した状況で、どう動くかを考えながら救助に向かった。今後も事故対応のための体制を強化したい」と話していた。