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時代の正体 差別のないまちへ
「ヘイトは犯罪」の意義 分断された社会、修復の一歩に

社会 | 神奈川新聞 | 2020年7月1日(水) 10:34

記者の視点=川崎総局編集委員・石橋学


路線バスの車内に掲示された条例の告知ポスター
路線バスの車内に掲示された条例の告知ポスター

 またしても私はやり過ごそうとしていたと告白しなければならない。今年1月、取材中の私の背後から、かかとを蹴ってきた人物がいた。川崎市PTA連絡協議会の元役員、谷地中忠彦氏。現在はヘイト街宣に加わり、差別に抗議の声を上げる市民、とりわけ在日コリアンの姿を撮影しては動画をインターネット上にさらし、さらなる差別をあおり立てている紛う事なきレイシストである。

 人種差別団体「在日特権を許さない市民の会」から生まれた極右政治団体「日本第一党」最高顧問でネオナチとして知られる瀬戸弘幸氏から動画撮影の報酬を受け取り、差別を飯の種にしているばかりかそれを公言して恥じぬほど差別が染みついている卑劣漢。靴の上から「コツン」と感じる程度のものではあったが、暴力を振るうという犯罪を見過ごしてはいけなかった。ただの暴力ではなかったからだ。ヘイトスピーチに反対する記事を書いているから私を憎んでいるのは確かだが、私を攻撃することで記事が擁護しようとしているマイノリティーを攻撃している。差別を動機にした犯罪、ヘイトクライムに他ならなかった。

 はっとさせられたのは、新型コロナウイルスの感染が拡大するさなかに聞いた朝鮮学校の教員のつぶやきだった。

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