川崎市が重度障害を理由に就学先を児童の希望する市立小学校ではなく、特別支援学校を指定した問題を巡り、26日に閉会した市議会第4回定例会の本会議で、小学校就学を認めた東京都世田谷区と比べ「保護者や子どもに向き合う姿勢も情熱も相当にかけ離れている」と市教育委員会がその姿勢を厳しく非難される場面があった。
本会議の一般質問で、みらいの織田勝久氏(宮前区)がこの問題を取り上げた。
児童と両親は小学校への就学を認めるよう求めて市と県を提訴したが、横浜地裁は請求を棄却。両親らは控訴するとともに世田谷区に転居し、区立小学校の通常学級への就学が認められた。