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ビハインド ザ・マスク
覆面社会(中)不寛容、市長が助長?

社会 | 神奈川新聞 | 2020年6月16日(火) 19:15

市役所入り口に掲げられ、マスク着用を求める看板=大和市
市役所入り口に掲げられ、マスク着用を求める看板=大和市

 〈マスクを着用されていないお客様への販売・買取はお断りしております〉

 こんな注意書きを入り口に張り出したリサイクル店が、大和市にある。店員は「マスクをしてもらわないと、入店できないんです」。救済策として、1枚100円のマスクを販売しているという。

 入店時にマスク着用を義務づける店舗は珍しくない。ただ、この店が異質なのは、マスク着用の努力義務を定めた市条例をよりどころとしている点だ。注意書きには、こう付け加えられていた。〈大和市おもいやりマスク着用条例、推奨〉

 20世紀最悪のパンデミックとされるスペイン風邪が猛威を振るった1918~20年、感染防止に効果を上げたとされる米サンフランシスコ市の条例を参考にしたという。

 大木哲市長は「全国初」と触れ込み、4月の施行日から全国的に報道された。同市上草柳に住む女性(73)は「みんながマスクをすれば、安心して外出できる」と市長の行動力に感謝した。

やり過ぎ?

 条例で行動を規制するのが思いやりなのか─。そう首をかしげる市民も、一方でいる。市内に住む10代の兄弟は4月、リサイクル店を訪れた。マスクを忘れた兄は注意書きに気づき、弟が買い物を終えるまで店外で待ちながら思った。「ちょっと、やり過ぎでは?」

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