24日午後7時45分ごろ、川崎市川崎区中瀬3丁目の19階建てマンションで、敷地内の芝生に男児(2)が倒れているのを住人の女性が発見し、119番通報した。男児は自宅のある9階のベランダから約25メートル下の芝生に誤って転落したとみられ、両脚の骨を折るなどの重傷を負った。命に別条はない。
川崎署によると、男児は両親と3人暮らし。父親は仕事のため不在で、母親は同じ棟の友人宅に届け物をするため20分ほど外出していたといい、室内には男児1人だった。
男児は身長約95センチ。ベランダには高さ約1・1メートルの柵が設置されているが、男児が柵を乗り越えたとみて経緯を調べる。ベランダ付近に踏み台になるような物はなかった。署によると、母親はベランダに面した引き戸は「施錠してあった」と説明している。