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アスベスト被害相談して 当事者が経験語る講演も 川崎

社会 | 神奈川新聞 | 2018年10月24日(水) 09:59

 アスベスト(石綿)で健康被害を受けた患者や家族らのための「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会神奈川支部」は26日、中皮腫患者らの講演会とアスベスト被害相談会を川崎市中原区小杉町のユニオンビルで開く。参加無料(事前申し込みが必要)。

 講演会は午後2時からで、18歳で悪性胸膜中皮腫を発症した同会北海道支部の田中奏実さんがその経験を語る。片肺を全摘出し、抗がん剤と放射線治療を乗り越えて、ボランティア活動などを行っており、同会神奈川支部は「発症から10年たった今でも元気でいる姿を見せ、がん患者さんらに将来への生きる希望を感じてもらえれば」としている。

 また、聖マリアンナ医科大病院の医療ソーシャルワーカー(MSW)の桑島規夫さんがMSWの活用法や相談事例を紹介。アスベスト被災者の労働者災害補償保険や石綿救済制度の相談会も午前10時から行う。

 申し込みは、同会神奈川支部事務局電話045(573)4289。

 
 

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