横浜市中区の寿地区で、新型コロナウイルス対応の最前線で奮闘する医療現場を支える「ガウン」作りが始まった。防護服不足を補うため、地区内の就労支援事業所に通う障害者らが力を結集。感染リスクを減らして地域の高齢者らの命を守ろうと、福祉の街で新たな共助の仕組みを模索する。7月をめどに4千着を完成させるのが目標だ。
福祉の街 新たな共助
かつて「労働者の街」と知られていた寿地区は、高齢化が進む「福祉の街」に変化している。約500平方メートル四方の地区内には5700人ほどが暮らし、全体の57%に当たる約3300人が65歳以上の高齢者だ。