酒匂川水系の治水について考えるシンポジウムが11月11日、小田原市内で開催される。県西地区の市民有志ら約60人でつくる「富士山と酒匂川流域 噴火と減災を考える会」の主催。
同会は、富士山噴火により砂や灰が流入して酒匂川の河床が上がり、流域に洪水のリスクが高まることなどを懸念。シンポでは、土手のかさ上げなどの基盤整備や危険箇所調査の必要性を関係機関に訴えるとともに、市民の水防意識を高めることを目指す。
国土交通省OBで、一般財団法人「砂防・地すべり技術センター」の南哲行理事長が基調講演。小田原市長や同市の自治会総連合会長、県県西土木事務所長、国交省職員もパネリストとして登壇する。
同会関係者は「行政だけでなく、洪水になったら被害が出る酒匂川流域の市民にも関心を持ってもらいたい」と話している。
会場は小田原お堀端コンベンションホール(同市栄町)で、定員は530人。時間は午後2時~4時半。参加費千円。10月20日まで申し込みを受け付けている。申し込みは同会にメール(fuji-sakawa-gensaikai@postman.email)など。
問い合わせは、同会事務局電話090(3515)6467。