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新型コロナ
「適宜マスク外して」 夏本番へ熱中症意識を、横浜市消防

社会 | 神奈川新聞 | 2020年6月5日(金) 19:45

厳しい暑さの中で、マスクを外して歩く人の姿も見られた=5日午前、横浜市中区
厳しい暑さの中で、マスクを外して歩く人の姿も見られた=5日午前、横浜市中区

 マスク着用や外出自粛など、新型コロナウイルスの感染予防策が熱中症のリスクを高めているとして、横浜市消防局が注意を呼び掛けている。熱中症による救急搬送が増える夏本番に向け、担当者は「気温と湿度が高いときのマスク着用は注意し、適宜外すなど例年以上に熱中症予防を意識してほしい」としている。

 特集 新型コロナ、神奈川の感染状況

 「マスクが蒸れて息が苦しい」。5日午前、横浜市南区で通勤中の30代女性会社員は表情をゆがめた。この日の横浜の気温は今期最高の29・3度まで上昇。工事現場に設置された温度計は「30度」を超え、行き交う市民の中にはマスクを外す姿も見られた。

 市消防局によると、5月の熱中症による救急搬送は23人で、外出自粛の影響などもあり昨年同月(55人)の半数以下に減った。ただ、「災害級の暑さ」が続き猛暑となった2018年も5月は23人だったが、夏場を中心に過去最多の1711人に上った。

 同局は「今夏は例年と異なりマスクが手放せない生活環境になる中、暑さ次第で搬送者が急増する可能性がある」と指摘。「マスクは呼気で熱や湿気がこもりやすく、知らないうちに体温上昇や脱水症状を引き起こす恐れがある」と警鐘を鳴らす。熱中症患者の搬送増加に伴う感染者の治療への影響も懸念される。


暑さの中、マスクを外して歩く女性=5日午後、横浜市中区
暑さの中、マスクを外して歩く女性=5日午後、横浜市中区

 厚生労働省などがまとめた熱中症予防行動は、屋外で人との距離が2メートル以上確保できる場合はマスクを外すよう促している。着用する際は強い負荷の作業や運動を避け、こまめに水分を補給するよう求めている。

 高齢者が屋内で発症するケースも多く、換気の確保とこまめな温度調整も盛り込んだ。のどの渇きを自覚しづらい高齢者や子どもたちは、周囲が配慮する必要があるとしている。

 さらに、今年は外出自粛による運動不足で汗をかく機会が減っており、体温調整がうまくいかず熱中症へのリスクが高まっているという。市消防局は暑さに体を慣らす「暑熱順化(しょねつじゅんか)」が重要とし、混み合わない場所や時間帯を選んだ上で「やや暑い環境で、少しきついと感じる強度で、毎日30分程度運動することも効果的」とアドバイスする。

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