飲酒して乗用車を運転し物損事故を起こしたとして、県警は5日、道交法違反(酒気帯び運転など)の疑いで、旭署地域課の男性巡査(23)=横浜市旭区=を書類送検した。県警は同日、巡査を懲戒免職処分にした。
書類送検容疑は、8月13日午後11時10分ごろ、同区鶴ケ峰2丁目の国道16号で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転。助手席に置いてあったスマートフォンを見るために脇見運転し、ガードレールに衝突した、としている。
監察官室によると、巡査は当直勤務明けに自宅で飲酒後、知人女性に会うために運転していたという。調べに対し、「意識ははっきりしていて、交通事故さえ起こさなければ飲酒運転がばれないと思った」などと供述。警察官に採用後、複数回飲酒運転をしていたことがあるとも話しているという。
巡査は2014年4月の採用で、15年1月から旭署に配属されていた。千葉証監察官室長は「県民の信頼を著しく損なう行為で、厳正に処分した。心からおわびする。職員に対する指導を徹底していく」とした。