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「首つかまれ、息できず」 クルド人に不当暴力、抗議デモ

社会 | 神奈川新聞 | 2020年5月31日(日) 05:00

暴行を受けている写真を掲げながらスクランブル交差点を渡る被害者のクルド人男性(中央)=JR渋谷駅前
暴行を受けている写真を掲げながらスクランブル交差点を渡る被害者のクルド人男性(中央)=JR渋谷駅前

 東京都渋谷区の路上で在日クルド人男性(33)が警視庁の警察官に不当に職務質問され、暴力を振るわれ、首などにけがを負わされたとして、警察によるヘイトクライム(差別に基づく犯罪)に抗議するデモが30日、渋谷署周辺で行われた。被害に遭ったクルド人男性らを先頭に市民約200人が繁華街を行進。署に向かって「暴力警官を処罰しろ」「外国人を差別するな」と怒声を響かせた。

 男性によると22日午後、車で歯科医に向かう途中、職務質問された。「何も悪いことをしてない。暴れてもいない。でも、道路に座れと言われた」。体を押さえ付けられた上、首をつかまれ息ができなかった。足を蹴られて「なめんな」と暴言も吐かれた。同行の知人が動画で撮影し、ツイッターに投稿。非難が広がり、日本人の市民によってデモが呼び掛けられた。


渋谷警察署の前で抗議する市民ら
渋谷警察署の前で抗議する市民ら

 男性は首のねんざや脚の打撲で全治1カ月。米ミネソタ州ミネアポリスで白人警官に取り押さえられた黒人男性が首を地面に押し付けられ死亡する事件が起きたばかりで「同じことになっていたかもしれない」。来日して15年、ケバブを売って家族と暮らす。警察の嫌がらせも怖かったが「外国人への差別は多い。同じことが起きないように」と体中の痛みを押して参加した。

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