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「地位協定改定を」 米兵から暴行の豪女性、外務省要請

社会 | 神奈川新聞 | 2018年9月12日(水) 02:00

米兵による犯罪被害撲滅へ日米地位協定の改定を外務省担当者に申し入れるフィッシャーさん(右)=11日、国会内
米兵による犯罪被害撲滅へ日米地位協定の改定を外務省担当者に申し入れるフィッシャーさん(右)=11日、国会内

 2002年に横須賀市内で米兵から性的暴行被害を受けたオーストラリア人女性、キャサリン・ジェーン・フィッシャーさんが11日、米兵犯罪の根絶と日米地位協定の抜本改定を外務省に要請した。7月に全国知事会が初めて地位協定改定の提言を採択したことを受けた行動。

 フィッシャーさんは「米兵による性犯罪被害が70年以上もなくならない。地位協定を改定しないのは、こうした犯罪を許容するのと変わらない」と強調。在日米軍関係者の義務として地位協定に盛り込まれた日本の法令の「尊重」を「従う」と改めるよう訴えた。

 フィッシャーさんは横須賀基地近くで米空母乗員から暴行された。加害者は起訴されず、民事訴訟の審理中に帰国して除隊。フィッシャーさんはその後に加害者の所在を突き止め、米国で提訴し、13年に加害を認めることと引き換えに1ドルの賠償で和解している。

 
 

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