1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 民主主義「根幹崩される」 検察庁法改正、反対訴え

民主主義「根幹崩される」 検察庁法改正、反対訴え

社会 | 神奈川新聞 | 2020年5月17日(日) 22:56

互いの距離を取りながらアピールした抗議活動=JR武蔵溝ノ口駅前
互いの距離を取りながらアピールした抗議活動=JR武蔵溝ノ口駅前

 検事総長らの定年延長を可能にする検察庁法改正案に反対する市民らが17日、川崎市高津区のJR武蔵溝ノ口駅前で安倍晋三政権に対する抗議を行った。「不要不急の検察庁法はいらない」「国を壊す改悪法は廃案に」と書いたプラカ-ドを掲げ、「強行採決は許さない」と意思表示した。

 集まったのは、沖縄の基地反対運動に取り組む市民団体「沖縄の映画を観よう!かわさき」のメンバ-11人。新型コロナウイルスの感染予防のためマスク姿で互いの距離を取りながら、「法改正は森友・加計問題や桜を見る会の疑惑で浮き彫りになったでたらめな政権運営の極み」「声を大にして阻止しなければ、民主主義の根幹である三権分立が崩される」と訴えた。「安倍政権がしたことを忘れず次の選挙で投票先を決めよう」との呼び掛けも。

 非正規雇用で警備員の仕事をしている赤木進さん(65)は「住民1人に1カ月30万円を」というプラカ-ドを手に「外出自粛でデモや集会ができない中、どさくさ紛れに都合のいい法改正をしようとしている」と憤った。「コロナ対策で市民の暮らしを守らない悪政を多くの人が身に染みて感じている今こそ、政権批判は広く伝わると思った」

 法改正反対の声は多くの芸能人も加わりツイッタ-で拡大し、この日は都内や大阪、京都、広島など全国各地の街頭で抗議活動が行われた。川崎市宮前区の斎藤彰さん(71)は「黙っていた人も声を上げ始めた。積もり積もった不満に加え、自粛の空気があっても黙っていられないほど、安倍政権がやろうとしていることはひどいということだ」と話した。

火事場泥棒 許されぬ
横須賀の男性、国会前で抗議

 「居ても立ってもいられなかった」。横須賀市の自営業男性(68)は、1人で国会議事堂前に出向いて抗議の声を上げた。検察庁法改正案の国会審議がヤマ場を迎えた15日午後、「今なぜ審議する必要があるのか。まさに火事場泥棒だ。強行採決は許されない」と安倍政権を批判した。

 男性が問題視するのは、検察官が63歳で役職から外れる「役職定年制」を巡り、内閣や法相が特例で認めれば幹部ポストにとどまることのできる規定を設けた点だ。

 安倍政権は、官邸に近いとされる黒川弘務・東京高検検事長の定年延長を1月に閣議決定。男性は現行法の解釈変更との説明に「違法」との批判が上がった経緯を踏まえ、「この法案は黒川氏の人事を後付けで正当化するもの。首相に都合のいい人間をいさせたいだけ。政権の判断で(検察の)人事に手を加えるとこが心配」と懸念する。

 来年10月の衆院議員任期も念頭に、「政権は今のうちに何もかもやっておきたいということだ」と憤った。

こちらもおすすめ

定年延長に関するその他のニュース

社会に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

ニュースに関するランキング

    アクセスランキング