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被爆者「核なき世界訴えたい」 ピースボート横浜出港

社会 | 神奈川新聞 | 2018年9月2日(日) 09:42

「証言の航海」に旅立った塚本さん(中央)、空さん(左から2人目)と川崎共同代表(左端)ら=横浜港大さん橋国際客船ターミナル
「証言の航海」に旅立った塚本さん(中央)、空さん(左から2人目)と川崎共同代表(左端)ら=横浜港大さん橋国際客船ターミナル

 広島の被爆者らが世界を巡り、核兵器の非人道性を訴える非政府組織(NGO)ピースボートのプロジェクト「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」の客船が1日、横浜港を出港した。8年前に参加した10人のうち9人が参加できないなど、被爆者の高齢化が進む。乗船した2人の女性は「他の被爆者の分まで、『核なき世界』の実現を訴えたい」と決意を新たに旅立った。

 出港に先立ち、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)で会見を開いた川崎哲共同代表は「核兵器禁止条約への署名・批准を各国に求めていく」と力を込めた。

 広島で被爆した塚本美知子さん(83)=東京都杉並区=は2010年以来、2度目の船出。前回ともに世界を巡った被爆者は高齢や病気などを理由に、自分以外は参加がかなわなかった。「皆さんの思いを少しでも伝えられたら」と8年ぶりの乗船を決心した。

 昨年、NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)がノーベル平和賞を受賞。塚本さんは「被爆者運動が進展していることがうれしい」と喜んだ。

 初めて参加した空民子さん(76)=広島市=は、爆心地近くの自宅で被爆。「街中が地獄のような光景だった」と原爆投下後を振り返り、「世界の人たちに核兵器の悲惨さを伝え、核保有国イコール平和ではないことをしっかりと訴えたい」と決意を語った。

 「証言の航海」は08年から計約170人の被爆者が参加。客船「オーシャン・ドリーム」(3万5265トン)に乗船し、108日間かけて計24の寄港地を巡り、12月17日に横浜港に帰港する予定。


国連SDGsの普及を呼び掛けるピースボート共同代表の川崎さん(左端)、吉岡さん(右端)ら=横浜港大さん橋国際客船ターミナル
国連SDGsの普及を呼び掛けるピースボート共同代表の川崎さん(左端)、吉岡さん(右端)ら=横浜港大さん橋国際客船ターミナル

会見する被爆者の(右から)塚本さんと空さん、川崎共同代表=横浜港大さん橋国際客船ターミナル
会見する被爆者の(右から)塚本さんと空さん、川崎共同代表=横浜港大さん橋国際客船ターミナル

「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」に出港する客船を見送る人たち=1日、横浜港大さん橋国際客船ターミナル
「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」に出港する客船を見送る人たち=1日、横浜港大さん橋国際客船ターミナル

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