県の「重点医療機関」として新型コロナウイルスの中等症患者を受け入れている「県立循環器呼吸器病センター」(横浜市金沢区)に、マスクや菓子などの差し入れが続々と届いている。医療崩壊を食い止めるために日々奮闘しているスタッフやその家族は、日常の中で差別や偏見にさらされているという。そうした中で寄せられる多くの善意に、センターは「とてもうれしく、励みになる」と喜んでいる。
センターは、医療崩壊を防ぐため、県が独自に構築した医療体制「神奈川モデル」の重点医療機関に指定。「帰国者・接触者外来」を受診し、入院が必要と診断された中等症患者を受け入れている。
センターによると、応援物資が届くようになったのは4月上旬ごろ。最初はマスクが中心だったが、次第に菓子、ジュース、弁当といった食料品も寄せられるようになった。