ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル(横浜市西区)は12月までに、ホテルが運営する七つのレストランとバー、15の宴会場でプラスチック製ストローの使用を廃止する。9月からラウンジ&バー「マリンブルー」で、生分解性のストローを導入。環境への影響を低減させる。
新しいストローの原料は、トウモロコシなどのでんぷんから得られる植物由来の樹脂。生分解性で、使用後は微生物の働きによって堆肥になる。また、焼却しても有害物質を発生しない。厳しい環境適合基準を満たした「グリーンプラマーク」、焼却時の二酸化炭素(CO2)排出量の低減に効果があるといわれる「バイオマスプラマーク」の認証を受けている。
今回の導入で、年間約15万本使われるプラスチック製ストローが、環境に優しいストローに変わる。同ホテルは「都内では同様の取り組みをしているホテルもあるが、横浜では先駆者として取り組みたい」と話している。