
厚木市の曽田高治教育長は21日の会見で、猛暑を受けて文部科学省が夏休み期間の延長などの検討を求める通知を自治体に出していることに言及し、同市内の公立小中学校では基本的に延長しない考えを明らかにした。
市内の公立小中学校では全校の普通教室などでエアコンが完備されていることから、熱中症などのリスクを避けながら屋内で活動できる、と判断した。
市は同省からの通知が県教育委員会を通じ届いた後、20日に小中学校の校長を集めた会議で内容を報告。曽田教育長は会見で「(会議では)全体的な対応として延長は考えていないと説明した。ただし、学校によって事情がある場合は個別に調整を図っていく」との考えを示した。