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学区外への就学特認、3校は終了 横浜市教委、19年度募集分から

社会 | 神奈川新聞 | 2018年8月18日(土) 02:00

横浜市役所
横浜市役所

 横浜市教育委員会は、通学区域外の特色ある学校への就学を認める市立の「通学区域特認校」4校のうち3校について、2019年度分の募集をもって終了することを決めた。残る1校は検討中。通学区域の弾力化の一環として、05年度から実施してきたが、近年はニーズが低下してきたという。

 通学区域特認校は鉄小学校(青葉区)、千秀小学校(栄区)、都田中学校(都筑区)と義務教育学校西金沢学園(金沢区)の4校。時代の要請に応じた新しい教育の実現などを目指すモデル校「パイオニアスクールよこはま」の中から、市教委が指定している。

 各校は独自の漢字検定や、スポーツクラブの設置による体力づくりの推進といった特色を打ち出しており、保護者が希望した場合、通学区域外であっても申請や面談を経て、就学が認められている。西金沢学園を除き、どの学年からでも就学できる点も特徴で、学年ごとに4~25人程度募集している。

 市教委によると、近年、ニーズが低下。鉄小では、18年度の希望者がゼロだった。背景として「東日本大震災以降、自宅近くの学校に通わせたいと考える保護者が多いようだ。地域と学校の関係性が重要になっていることも、要因かもしれない」と担当者は分析する。

 各校は19年度分の募集に当たり、11~12月に学校説明会を開催。今回をもって終了するが、西金沢学園については一定のニーズがあるといい、市教委は「今後の募集については検討中」と話している。

 
 

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