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やまゆり園 事件考 記者の視点=編成部・成田洋樹
共生への道しるべ(中) つながりを紡ぐには

社会 | 神奈川新聞 | 2020年5月5日(火) 09:30

(左から)尾野一矢さんと一矢さんの地域生活に向けて伴走する介助者の大坪寧樹さん、一矢さんの父剛志さん、母チキ子さん=2019年12月18日、横浜市港南区
(左から)尾野一矢さんと一矢さんの地域生活に向けて伴走する介助者の大坪寧樹さん、一矢さんの父剛志さん、母チキ子さん=2019年12月18日、横浜市港南区

 「重度知的障害者は地域では暮らせない。やっとたどり着いた場所がやまゆり園だった」

 入所者の母親の悲痛な声が、相模原市緑区の同園体育館に響いた。事件から半年余りがたった2017年2月、県から同園再建に関する検討状況について家族会に伝えられた説明会の場でのことだ。

 当時、家族会は不安を募らせていた。県が園や家族会の意向を踏まえて元の場所で大規模施設として再建する案をまとめたのに対し、障害者団体や識者から「どこに住みたいか、当事者の意向を確認すべき」「大規模施設は時代錯誤。地域での生活に移行を」といった異論が相次ぎ、仕切り直しの検討が始まっていたからだ。

 地域での暮らしがなぜ難しいのか。母親の切々とした訴えは続いた。

 「『(障害者が)うるさいから、あそこの家に早く行ってくれ』と警察に通報する住民もいた。嫌がらせの電話を受けることもあった」

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