
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う一斉休校の長期化で、子どもたちのストレスが高まっている。一部の学校は大型連休明けから再開する予定だが、先行きは不透明だ。学習の遅れを解消するため「9月入学」導入案も急浮上。学びの保障に向け、教育界は正念場を迎えている。
友達
「ひまひまだー」。名古屋市中区の公立小1年生の男子(6)は、母(41)に訴えた。
入学前、学校で新しい友達をたくさんつくろうと意気込んでいた。でも、登校は保護者と新入生のみの入学式と、一度あった登校日だけ。担任の顔はうろ覚えだ。