他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 歯、口の健康見直して 高齢者検査し改善へ 海老名市をモデル地域に

歯、口の健康見直して 高齢者検査し改善へ 海老名市をモデル地域に

社会 | 神奈川新聞 | 2018年8月1日(水) 02:00

海老名市をモデル地区に行うオーラルフレイルに関する調査などについて発表する関係者ら
海老名市をモデル地区に行うオーラルフレイルに関する調査などについて発表する関係者ら

 神奈川県や海老名市などは8月から、県歯科医師会と海老名市歯科医師会を通じ、同市をモデル地域に「オーラルフレイル」と呼ばれる口腔(こうくう)機能の衰えがみられる高齢者の調査や改善プログラムの実施に取り組む。65歳以上の市内在住者を検査し、該当した200人ほどに改善プログラムに取り組んでもらう。効果検証のデータを集めるとともに、参加者が歯や口まわりの健康を見直すきっかけにつなげていく。

 オーラルフレイルは、口の中の機能低下などを放置することで、低栄養や寝たきりなどといった体の衰え(フレイル)につながっていく過程などを指す。県では2016年度から県歯科医師会や有識者らと協力し、未病対策の一環として実態調査などに取り組んでいる。改善プログラムのさらなる効果検証に役立てようと、本年度は海老名をモデル地域に定め、調査などを行うことにした。

 海老名では、市内在住の65歳以上が調査協力医療機関で歯科健診を受ける際、かみ砕く力や滑舌など口腔機能をみる「スクリーニング検査」を併せて行う。衰えがみられた200人ほどに顔面や舌を動かす口の体操と共に、低下している口の機能に合わせた改善プログラムを歯科医師などが説明。4週間続けてもらい、効果をみる。調査期間は来年1月まで。

 結果については、県と県歯科医師会、有識者らでデータの集計・分析に当たり、19年度中に報告書をまとめる予定だ。 

 
 

歯科健診に関するその他のニュース

社会に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング