1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 【横浜誘致の是非】「人の不幸で成長」を許すな 

日弁連WG座長・新里宏二弁護士
【横浜誘致の是非】「人の不幸で成長」を許すな 

社会 | 神奈川新聞 | 2018年7月19日(木) 11:00

にいさと・こうじ 弁護士。1980年代から借金・多重債務問題に取り組み、武富士、日栄、商工ファンドなどの債務者救済を主導。消費者問題やブラック企業など労働被害にも詳しい。仙台弁護士会会長、日弁連副会長を歴任。52年生まれ。
にいさと・こうじ 弁護士。1980年代から借金・多重債務問題に取り組み、武富士、日栄、商工ファンドなどの債務者救済を主導。消費者問題やブラック企業など労働被害にも詳しい。仙台弁護士会会長、日弁連副会長を歴任。52年生まれ。

【時代の正体取材班=田崎 基】多重債務者問題に取り組み続けて30年余り。ギャンブル依存から抜け出せず、仕事を失い、家族を崩壊させる人の脆(もろ)さを知る新里宏二弁護士はいま、最大級の警戒を呼び掛ける。「人を不幸にして、国が成長していいはずがない」

      ◇

 「カジノによって海外から人を呼び込み、経済成長しよう」

 この発想が頭にくる。賭博規制を緩和し、外資を呼び込み、利益を生み出す。カジノ業者が手にする途方もない利益はどこからくるのか。賭けでスッてしまう人の不幸ではないか。

 そもそも外国人利用者は全体の2~3割にとどまるという試算もある。そうであれば、海外から人を呼ぶという構想自体が崩れる。裏に透ける悲惨な結果は日本人の失われる富だ。個人の貯蓄や退職金、年金が吸い取られることになるだろう。

 「カジノでもうかる」という利益面と、一方で「ギャンブル依存症患者が増えるからダメだ」という賛否の対立構造が描かれているが、この視点だけではカジノの是非を語るには全く足りない。「それでは依存症対策を手厚くしましょう」という解決策の誤導を生むだけだ。

この記事は有料会員限定です。

月額980円で有料記事読み放題/100円で24時間読み放題のコースも。詳しくはこちら

カジノ・リゾート施設(IR)に関するその他のニュース

社会に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング