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「苦しむ人に寄り添う」 新型コロナ、神社仏閣が対応模索

社会 | 神奈川新聞 | 2020年4月12日(日) 10:33

浄智寺入り口に置かれた開門時間の変更などを伝える看板=鎌倉市山ノ内の浄智寺
浄智寺入り口に置かれた開門時間の変更などを伝える看板=鎌倉市山ノ内の浄智寺

 国内外から年間2千万人が訪れる国内有数の観光地・鎌倉。古都を彩る神社仏閣でも、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、拝観時間短縮や催事中止などの動きが広がっている。「感染拡大を防ぎつつ、苦しむ人に寄り添う信仰の役割を全うしたい」。住職らはコロナ禍の終息を祈りながら、対応を模索している。

 「開門は十~三時、朱印は中止です」。浄智寺(同市山ノ内)入り口には感染予防措置を伝える看板が置かれている。寺では開門時間を短縮、御朱印受付や物品販売を休止。同寺の朝比奈恵温住職は「感染終息や健康を祈るため、よりどころとして訪れる人々の気持ちは分かる。ただ、多くの人が集まるきっかけをつくってはいけない」と打ち明ける。閉門も考えたが、悩みながら対応を決めた。その上で「たとえ寺や神社に来られなくても、仏様、神様は祈りに寄り添ってくださる」と呼び掛ける。

 拝観時間の短縮のほか、行事中止などの動きは、日頃、多数の参拝客を集める神社仏閣を中心に古都で広がっている。

 鎌倉大仏殿高徳院(同市長谷)は拝観時間短縮のほか、当面の間、大仏胎内の拝観を中止にした。四季折々の花々が楽しめる長谷寺(同)も拝観時間を短縮。「竹の寺」と名高い報国寺(同市浄明寺)も竹の庭の拝観などを当分の間休止。鶴岡八幡宮(同市雪ノ下)は御朱印を書き置きのみとしている。

 洞窟内の湧き水でお金を洗うと倍になって戻ってくると伝わる銭洗弁財天宇賀福神社(同市佐助)は5月6日まで閉所を決めた。

 各神社や寺は感染拡大を防ぐ対応を模索。建長寺(同市山ノ内)の長尾宏道宗務総長も「墓参りに来られる方や檀家(だんか)への対応もある。全て閉めることは現状で考えていない」と説明。開門時間を短縮し、物品販売や座禅会・朗読会などの行事を中止した。3月中旬ごろから同寺の参拝客は激減しているというが、長尾宗務総長は「苦しんでいる人たちに寄り添うのが寺。役割を果たすため、できることをしていきたい」とかみしめるように話した。

 市観光協会などはホームページ「鎌倉観光公式ガイド」上で、市内の神社仏閣の対応をまとめている。

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