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猛雨 台風19号の教訓
終了なお見通せず ボランティア、新型コロナの影響も

社会 | 神奈川新聞 | 2020年4月12日(日) 10:20

 「行ってきます」「行ってらっしゃい」

 2月下旬の日曜日。多摩川沿いに位置する東急田園都市線二子新地駅(川崎市高津区)近くの一戸建て住宅。玄関付近で言葉を交わしたのは家人でなく、住まいの復旧支援に駆け付けた災害ボランティアだ。昨秋の台風19号を受けて発足したボランティア団体「多摩川災害支援チーム」がフェイスブックで呼び掛け、川崎や横浜だけでなく、東京や埼玉から数人の有志が集まった。


浸水した住宅の床下に潜り、残っている泥やカビを除去するボランティア=2月23日、川崎市高津区
浸水した住宅の床下に潜り、残っている泥やカビを除去するボランティア=2月23日、川崎市高津区

 いざ、床下へ─。1人は台所の床下収納庫を取り外したスペースから、もう1人は別の点検口から。地盤から床面までの高低差がわずか数十センチの狭くて暗い空間へ、体を折り曲げながら次々と潜っていく。床下に残った泥や付着したカビを取り除くためだ。

 まずは1階の床や家具、家電を傷つけないよう、ブルーシートや段ボールで保護。雨具などに身を包み、ヘッドライトとゴーグル、マスクに手袋と完全防備のスタイルだ。

 「ふわふわした白い塊が結構あるね」「こっちは狭いな。全然動けない」

 作業エリアを分担し、ヘッドライトを頼りに見つけたカビや泥を指先やシャベルで削り取っては、土のう用の袋に詰めていく。「ガリ、ガリ、ガリ」。家族で2階での不便な生活を強いられている家人の70代の女性は、黙々と続けられる作業の音を聞きながら、こぼした。「こんな対策まで必要だなんて、誰も教えてくれなかった」

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