オウム真理教幹部らの死刑執行を受け、小此木八郎国家公安委員長(衆院3区)は6日の閣議後会見で、直接的な言及は避けつつ「いかなることが起ころうと、不安の除去に万全を期したい」と強調した。
小此木氏は教団幹部による地下鉄サリン事件を振り返り、「当時は1回生で自分も横浜から(国会まで)電車で通い、地下鉄も利用していた。自分は被害はなかったが、自民党の職員で巻き込まれた人もおり、悪い思い出として残っている」と吐露。
死刑執行が節目になるかと問われると、「国民の皆さんも複雑な思いではないか。『節目』というと良いことのような意味が含まれる印象があるが、それは違うと思う」と神妙な表情で語った。