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〈時代の正体〉ルーツは誇り「子どもに勇気を」川崎・桜本のフィリピンルーツの母

社会 | 神奈川新聞 | 2018年7月3日(火) 02:00

ロペスさんの思いを聞く桜本地区の教員ら=市立さくら小
ロペスさんの思いを聞く桜本地区の教員ら=市立さくら小

【時代の正体取材班=石橋 学】まな娘を膝の上に抱く若き母は、はにかみながらも前を見据えて思いを伝えた。在日コリアンをはじめさまざまな国籍・民族の人々が暮らす川崎市川崎区桜本で開かれた集い。「先生方には子どもたちに勇気をあげてほしい。自分の親を自慢に思ってほしいから」。フィリピンルーツの若者が語り起こす言葉が教員たちの胸に静かに響いた。

 半年に1度開かれる「在日の想いに語る会」。地域で子どもたちに関わる多文化交流施設・市ふれあい館と桜本保育園、市立さくら小、同桜本中の職員らが集い、ゲストの思いに触れ、課題を語り合う。23年間続く会は6月22日に40回を数えた。地域ぐるみでの共に生きるまちづくり、市が掲げる人権尊重教育の実践を象徴する場だ。

 この日のゲスト、ロペスさん(18)は仕事を求めてフィリピンから日本に渡った両親の間に生まれた。桜本に育ち、学び、日本人の幼なじみをパートナーに得て、高校に通っていた16歳の時、母となった。

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