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新型コロナ
【動画】休校延長要請 県教委会見と主な一問一答

社会 | 神奈川新聞 | 2020年4月2日(木) 21:28


会見する桐谷次郎教育長=2日午後、県庁
会見する桐谷次郎教育長=2日午後、県庁

【桐谷次郎教育長】
 昨日の国の専門家会議を踏まえ、昨日付で文部科学事務次官通知が出ている。県教育委員会としては、3月30日に開催した、新型コロナウイルス感染症の県の対策本部会議で了承された「県立学校の4月6日以降2週間程度臨時休業」に加え、次の通り対応する。

公立校、6日以降も2週間程度休校を 県教委が協力要請へ

 県立学校については、4月6日以降の臨時休業中の入学式および登校日における感染症対策に万全を期すよう、改めて通知した。また市町村立学校では児童・生徒の感染症対策に万全を期すよう、各教育委員会の教育長に改めて通知した。その内容は、一点は県立学校の取り組み(2週間程度の臨時休業)を参考に臨時休業等、感染拡大防止の取り組みへの協力を要請。併せて、子どもの居場所の確保や休業中の学習支援についての対応を、各市町村教委に通知した。

 3月30日付の県教育長通知で「今後の県内の感染状況や国の専門家会議の提言による対応によっては、再度、臨時休業の実施が必要となることから、県教育委員会における今般の対応(県立学校については2週間程度の休業)や文科省のガイドラインを踏まえ、あらかじめさまざまなケースを想定し、検討をしていただきたい」という依頼をした。現在の県内の感染状況、2日続けてこれまでの最大値を上回るといった感染状況、それから国の専門家会議の提言、文科省事務次官通知でガイドラインに追加があった。そうしたことを踏まえ、改めて地域の実情を踏まえながら、児童・生徒の安全・安心を第一に考え、県立学校の取り組みを参考として、2週間程度の臨時休業と感染拡大防止への取り組みへの協力をお願いした。

【主な一問一答】

3月30日の決定の際は「各市町村の判断を尊重したい」としていた。今回そこに対して協力を呼び掛けた形だが、改めてこの判断に至った経緯は

 「一つは専門家会議の提言の中で、感染拡大区域の部分については初めてだと思うが、一斉休業という選択肢も検討する必要があると述べていた。併せて文科省のガイドラインにも追加があった。こうした国全体の動き。もう一つは、(県内の感染者数が)2日連続で最多となり、二つには東京都における感染者数の増加等々を踏まえ、この一両日、市町村の教育長といろいろ話したが、やはり不安の声が届いていると。最終的にはやはり、国の専門家会議と文科省の通知を受けて、改めて県立学校だけではなく、こういう形で(市町村教委に)依頼を出すことにした」

改めて一両日中に危機感を覚えたということか

 「(市町村立学校は)市町村教育委員会が設置者。それから県立学校は県教委が設置者。市町村教委の判断を尊重することについては法の趣旨だし、私もそれは大切にしたい。しかし同時にこれだけの状況を見ている中、県教委は各市町村教委に対して指導・助言の役割があるので、その範囲の中で通知を出した。これは今までの通知も同じだ」

市町村立学校がどのぐらい始業日がばらばらになっているのか。何市町村がどのぐらい県とずれているか、把握していたか

 「全体的にお話しすると、県教委の判断を待つ市町村もいくつかある。ただし、国が3月24日に『再開について』というガイドラインを出した。それを受けて各市町村教委が、今後状況の変化があるかもしれないがという条件を付けて、4月の春休み明けから再開をしていく準備をする形での判断をしていた」

 (県教委補足)「昨日時点で私どもが把握しているところでは、33市町村のうち25市町村が4月6日から入学式・始業式に続いて教育活動を再開する予定ということで、子どもたちや保護者に通知している。ただ全ての市町村が『今後の変更も状況によってあり得る』というただし書きを付けてお知らせをしている。本日の県教委通知を受け、これら25市町村も含めた各市町村で対応を検討することになる」

東京都が「ゴールデンウイーク明けまで」と言っている。知事はかねて「東京と神奈川は一体」と言っている。県教委として一致させる考えは

 「3月30日に東京都が『ゴールデンウイーク明けまで』と決める前に、私どもは、県立高校は通学範囲が広いことを踏まえ、いったん(2週間程度の休校の)判断をした。東京都がゴールデンウイーク明けまでと言っているのは、東京都が都内の実情を踏まえ、教育委員会として判断されたのだろう。私どもは2週間程度としているが、当然、県の対策会議でも申し上げたように、期間については今後の感染状況や国の対応等々によって、私は延長や短縮なりの対応を想定している。特に私どもも、徐々にではあるが県内の厳しい状況を考えたときに、どこかでもう一度判断をしていかざるを得ないと認識している」

強制力はないと思うが、県教委の思いとしては、県立学校と同等の期間をみて再開してほしいということか

 「私は2月28日の国の通知を受け、県立学校だけでなく市町村教委に対しても一斉休業をお願いしたいという通知を出した。私自身の根本にあるのは、やはり子どもたちの安全・安心。やはりリスクは最大限避けていきたい。ここの部分だ。法的には当然強制力はないし、市町村教委の考えを尊重することには変わりない。ただ、そのリスクについて、市町村教委にはぜひお考えいただき、判断をしていただきたい。ですから願いとしては、県立学校と同調してほしい」

県内の「厳しい状況」とは、具体的に何を指すのか

 「『厳しい状況』というのは県内の感染者数。特に専門家会議がグラフにして出した、いわゆるリンク(感染経路)が不明という事例が首都圏と関西圏で増えている。そうした厳しい状況ということで、どこかで、2週間という範囲でいいと思うが、判断していく必要があるということだ」

判断について。現況をみると延長となる可能性が高い。学校再開が延びれば延びるほど、学校生活が担保されなくなる。折り合いは

 「3月30日に通知を出した際も質問を受けた。どうして2週間なのかと。ある一定の期間を区切りたいというのと、2週間程度というのが、学校の新学期が始まってからそれぞれの準備期間、ガイダンスや1年間の計画を立てるといった準備期間として、2週間をみた。もしそれ以上延長となれば、根本的な形で、学校における教育のあり方や学習の進め方を考えていかなければいけないだろう。休業期間がさらに延びれば、子どもたちの学習をどう保証していくのか、根本的なところを私ども県教委としても考えなければならない」

保護者から不安の声が上がっているという。具体的には

 「(当初)春休み明けから再開するとしていた時点では、私のところにも再開してほしいという声があった。市町村教委のところにもあった。ただ、それから県内の感染者数が毎日増加している中で、保護者から『学校を再開しても大丈夫ですか』という声が市町村教委に届けられ、私どもにもあった」

以前は「学校をやってほしい」という声が強かったが、最近は不安の声が強い、ということか

 「はい。特にここ一両日中」

国の専門家会議は「子どもは感染拡大に影響しない(子どもは地域において感染拡大の役割をほとんど果たしてはいない)」としているが、今回(県教委が指摘している)リスクというのは、「子ども自身が感染し、学校内で拡大する」ということか

 「県内と東京都内の間は毎日100万人以上が行き来している。行き来しているのは保護者。保護者を介して、仮に子どもが感染したとき、そこの感染のリスクがあるのだろうと。先ほど県立高校の通学範囲について指摘したが、同時に教員も通勤しており、やはり大人を媒介した(感染が子どもたちにとって)リスクになる」

 「基本的には臨時休業からそのまま春期休業に移っている。その面でも、学校での感染は現状では起き得ない。国の専門家会議が『子どもの場合は感染拡大に影響しない(子どもは地域において感染拡大の役割をほとんど果たしてはいない)』と言っているが、同時に『感染拡大区域では一斉臨時休業も選択肢として検討する必要がある』と指摘した。私はそこのリスクを捉えている」

県内で感染者の少ない地域に限定して再開する選択肢はあるか。やはり県内と考えたときに、一部の学校だけで再開するわけにはいかないとするのか。判断は

 「県内は交通網が発達しており、通勤通学の動きが多い。現実的には、例えば県西地域だけでという議論もある。しかしそこだけを隔離するというのはできないのではと思う。国が市町村単位で…と言っているが、今の状況ではかなり厳しいと、私どもは考えざるを得ない。最終的には市町村教委の判断になると思うが」

市町村ごとに判断がばらつきが生じることで、学習の進ちょくに差が出てくるという懸念もあるか

 「私どもは県立学校を休業にする。全国の状況を調べていないが、多分、感染が確認されていない地域では学校を再開するのだろう。今の状況では学習進度がずれていく懸念があるが、ただ今回はそれ以上に『今とにかく感染拡大を防ぐ』『子どもたちに感染させない』ところを主眼に判断した。市町村別に(判断がばらばらに)なったときにどうかということは、大きな判断要素になっていない」

県内私立学校に対する要請は

 「県教委が県立学校についてこうやった(2週間程度の休業を決めた)、ということは私学側にも通知した。今回についても私学サイドに情報を伝える」

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