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DV相談、再び増加 2017年度の県所管窓口

社会 | 神奈川新聞 | 2018年6月11日(月) 02:00

神奈川県庁
神奈川県庁

 県は7日、2017年度に3政令市(横浜、川崎、相模原)を除く県所管の相談窓口に寄せられたドメスティックバイオレンス(DV)に関する相談が、前年度に比べ199件増の4874件だったと発表した。約14%減と大幅に前年度実績を下回った16年度から一転、増加に転じたが、県人権男女共同参画課は「誤差の範囲。特筆すべきことはない」としている。

 県によると、県配偶者暴力相談センターが17年度に受けた相談のうち、被害者本人からの相談は3531件。女性が3342件で、男性は189件だった。年齢別では、40代の1096件が最多。30代952件、50代691件と続いた。

 暴力の種類別(重複あり)では、暴言や無視といった精神的暴力が3251件、身体的暴力は1939件。生活費を渡さないなどの経済的暴力も1035件を数えた。外出や友人との付き合いを制限する社会的暴力は513件、性的暴力は277件だった。他言語相談の言語別ではタイ語が104件、中国語が71件となった。

 一方、県と3政令市の相談件数も計7774件で前年度比205件の増加。加害者によるさらなる暴力や追及の可能性が高いとして、県がDV防止法に基づき一時保護した件数は同20件減の182件。減少傾向にあるものの、7割が子どもを同伴していた。年齢別では30代が最も多く69件に上った。

 
 

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