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藤沢・保育園アスベスト問題考える 9日に講演会

社会 | 神奈川新聞 | 2018年6月5日(火) 13:02

 藤沢市立浜見保育園(同市鵠沼海岸4丁目)で過去にアスベスト(石綿)が飛散したとされる問題で、元園児の保護者らでつくる「アスベスト問題を考える会」は9日、同問題の専門家である医師や弁護士を招いた講演会を藤沢商工会館ミナパーク(同市藤沢)で開く。無料。

 問題を巡っては、先月25日、市の第三者委員会が最終報告書を市に答申。当時の園の状況などから72~84年度、99~05年度に在籍した園児と職員がアスベストにさらされた可能性があり、石綿関連疾患を発症するリスク評価の対象になると認定した。

 さらに、暴露の恐れがある対象者の検診や相談会の必要性を指摘したほか、未発症であったとしても元園児全員に見舞金を支給するよう市に求めた。

 第三者委の答申を受け、講演会では、医師の名取雄司さんが「石綿関連疾患と今回の補償対象疾患」、弁護士の久保博道さんが「今回の補償に関する考え方」と題して講演。その後の質疑では、アスベスト問題全般に関する質問も幅広く受け付ける。

 市によると、今回の報告者で暴露の恐れがある対象者は推計935人だが、72~83年度に在籍した園児の名簿は保存期限が切れているため、対象者が分からないという。

 同会事務局の川本美保弁護士は「アスベスト関連疾患は潜伏期間が長く、30代以降になって初めて気付くケースもある。過去に浜見保育園に通った方や、その知り合いの方に是非、情報を伝えたい」と呼び掛けている。

 午後5時半~同7時半。問い合わせは湘南合同法律事務所電話0466(25)3125。

 
 

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