国際郵便で合成麻薬を密輸したとして、麻薬取締法違反(輸入)の疑いで書類送検された、米海軍横須賀基地(横須賀市)に配備されている原子力空母ロナルド・レーガン乗組員の海軍兵(24)について、横浜地検横須賀支部は1日、不起訴処分とした。
米海軍が海軍兵を同基地内で監視下に置き、米海軍犯罪捜査局(NCIS)による捜査を進めていることから、県警は逮捕の必要性はないと判断。一方で、検察に起訴を求める「厳重処分」の意見を付け、5月14日に書類送検していた。不起訴処分の理由について、同支部は明らかにしていない。
海軍兵は昨年12月と今年1月、2種類の合成麻薬計約18グラムをカナダから国際郵便で成田空港に輸入した、として書類送検された。