
「ほぼ同じ時期に合わせて3万席のコンサート施設ができる。ここに来てトントン拍子に決まってきました」
4月、都内で開かれた横浜市の投資家向け説明会。銀行や証券会社のアナリストらを前に、林文子市長がアピールした。
オフィスビルや商業施設、マンションが立ち並ぶ横浜・みなとみらい21(MM21)地区に2019~21年度、音楽関連の施設が3カ所誕生する。▽不動産会社「ケン・コーポレーション」(東京都港区)の2万人規模の音楽専用アリーナ▽チケット販売大手「ぴあ」(同渋谷区)の1万人規模のアリーナ▽ゲーム開発「コーエーテクモゲームス」(同市港北区)の約2千人収容のライブホール-。既存の公共ホールも含めると、クラシックからポップス、海外アーティストまで幅広い公演が見込め、「音楽」が街のにぎわいを生む新たな切り口になりそうだ。