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命の尊さ体感しよう 相模原・九沢小で授業

社会 | 神奈川新聞 | 2016年10月19日(水) 02:00

「命の授業」で聴診器を使い友だちの鼓動を聴く子どもたち=相模原市立九沢小学校
「命の授業」で聴診器を使い友だちの鼓動を聴く子どもたち=相模原市立九沢小学校

 子どもたちに命の大切さを感じてもらおうと、「命の授業」が18日、相模原市立九沢小学校(同市緑区大島)で行われた。全国で出前授業を実施しているカシオ計算機CSR推進室の若尾久さん(65)を講師に招き、4年生の児童約90人が、生きる目的について学んだ。

 若尾さんは、「命の大切さは教えるものではなく、感じてもらって心の中から引き出すもの」と話し、さまざまな質問を投げ掛けるなど参加型で授業は進行。「命はなぜ大切なのか」といった質問や、子どもたち同士で手をつながせて感想を聞いたり、聴診器を使って心臓の音を聴いたりする体験も行った。

 また、骨肉腫と診断され13歳で亡くなった福岡県大牟田市の猿渡瞳さんが、生前の弁論大会でスピーチした作文を紹介。「生き続けることがこれほど困難で、偉大なものかということを思い知らされました」とつづった文章を代表児童らが朗読した。

 児童たちは「どれだけ命が大切かということが分かった」、「命の大切さを考えていなかったけれど、授業を受けて大切にしようと思った」と話していた。

 
 

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