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休校の子に昼食を 命と居場所守る「臨時子ども食堂」

社会 | 神奈川新聞 | 2020年3月13日(金) 05:00

にぎやかに昼食を食べる子どもたち=横浜市南区
にぎやかに昼食を食べる子どもたち=横浜市南区

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校で給食がなくなり、食事に事欠く子どもたちがいる。外国人の子どもと保護者を支援するNPO法人在日外国人教育生活相談センター・信愛塾(横浜市南区)は栄養バランスの取れた食事と居場所を提供しようと、臨時で昼間の子ども食堂を開始した。12日も開かれ、子どもたちはにぎやかに食卓を囲んだ。

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 放課後の居場所として信愛塾に通っている子どもは約20人。中国、フィリピン、ネパールなどからの子どものほか日本人もおり、ひとり親家庭もある。3日に市内で休校が始まって以降、竹川真理子センター長やスタッフは各家庭を訪問。保護者が仕事に出掛け、子どもだけで家に残されている例も目立ち、「経済的に厳しく朝食も昼食も食べていない子も。頼みの綱だった給食がなくなり困っている家庭が多かった」と竹川センター長は明かす。

 信愛塾は、横浜中華街(同市中区)で子ども食堂事業を行うキッズレストラン「笑福」から提供を受けて2週に1回、夕食を賄ってきた。今回、同レストランと相談、昼食提供を決めた。同レストランの森本雅広事務局長は「これまでも夏休みなどに給食がなくなり食事を取れない子がいた。今回も同じだと思い、支援することにした」と話す。

 この日、子どもたちは米飯と肉野菜炒めを紙皿に盛り、笑顔で話しながら口に運んだ。宿題のプリントなどを持ち込み、スタッフに教わりながら学習後、みんなで遊びもした。

 母親がフィリピン人で、現在は日本人の父親と暮らす小学5年の男児(11)は、日中は自宅で小学2年の弟(8)と2人で過ごしていたといい、この日は兄弟そろって訪れた。「学校が休みだとみんなに会えず、さみしい。ずっとタブレットでゲームなどをしており、今日は友達と遊べるのを楽しみにしてきた。ご飯もおいしかった」と笑った。

 昼食の提供は週2回で来週も予定。竹川センター長は「子どもにとって食事は大切。命を守ることにつながる」と話している。

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