教科書会社2社が教員らに歳暮を贈っていた問題で、県教育委員会は17日、横浜、横須賀の両市立小・中学校の延べ19人が謝礼や歳暮を受け取っていたと発表した。全員が教科書採択に関与しておらず、採択に影響はなかったとしている。
県子ども教育支援課によると、横浜市立小の教諭ら計3人が、検定中の教科書の内容に意見を述べる対価として、それぞれ約1万円の謝礼を受領。このほか横浜市立小校長ら延べ11人と横須賀市立小校長ら計5人が、歳暮などとしてジャムや麺類などを受け取っていた。
問題は公正取引委員会の調査で判明。これを受けた文部科学省の依頼で、県教委が県内分を調査していた。