東日本大震災から11日で9年。東京電力福島第1原発事故に見舞われた福島県内では帰還困難区域で避難指示の解除が進む一方、避難先の住宅無償提供が次々と打ち切られている。神奈川県内への避難者は1913人。政府は帰還を促すが、生活再建や放射能による健康被害の不安は払拭(ふっしょく)できず、避難者には「アメとムチ」ならぬ「ムチとムチ」だ。原発事故で生活を破壊され故郷を追われた人々は引き続き避難先での暮らしを求めながらも困窮に陥り、先の見えない日々に苦悩する。
他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ
東日本大震災から11日で9年。東京電力福島第1原発事故に見舞われた福島県内では帰還困難区域で避難指示の解除が進む一方、避難先の住宅無償提供が次々と打ち切られている。神奈川県内への避難者は1913人。政府は帰還を促すが、生活再建や放射能による健康被害の不安は払拭(ふっしょく)できず、避難者には「アメとムチ」ならぬ「ムチとムチ」だ。原発事故で生活を破壊され故郷を追われた人々は引き続き避難先での暮らしを求めながらも困窮に陥り、先の見えない日々に苦悩する。