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3・11東日本大震災9年
津波そのとき 千葉・旭市から(下) 聖火に込めた思い

社会 | 神奈川新聞 | 2020年3月11日(水) 09:24

新装なった防災資料館の展示を見つめる戸井穣さん=千葉県旭市
新装なった防災資料館の展示を見つめる戸井穣さん=千葉県旭市

 弓なりに延びる九十九里浜に沿って海岸を走る千葉県道30号「飯岡一宮線」。9年前、がれきと泥にまみれたこの道が今夏、華やかに彩られ、注目を集めることになりそうだ。

津波そのとき 千葉・旭市から(上) 記憶継承に「限界」

 「ここにたくさんの花が咲き、その中をランナーが走ってくる。そんな光景を実現することが、私の夢だ」。柔らかな日差しが注ぐ海辺で、「花と緑で旭を元気にするプロジェクト協議会」の戸井穣会長(75)が期待を膨らませた。

 今月26日に福島からスタートし、全国を回る東京五輪の聖火リレー。千葉は神奈川に次いで44番目の予定で、旭市内は7月3日に決まった。走るのは、東日本大震災で津波の被害が集中した飯岡地区だ。

 被災の象徴から復興のシンボルへ─。県道での聖火リレーは、人々の傷ついた心を癒やし、笑顔が増えるきっかけになればと、沿道を中心に花の植栽活動を続けてきた戸井さんの思いにも重なる。

 活動の成果である7カ所の「コミュニティーガーデン」は、震災後に住む人がいなくなった空き地などの提供を受け、土を入れ替えて造ったものだ。リレーコースに面するのは、そのうち3カ所。「夏の花はなかなか見当たらず、これまでは育てていなかった。ちょうど聖火リレーが行われるころに咲いてくれるといいのだが」

 暑さに強く、初夏のころに赤やピンクなどの大きな花を付けるという「タイタンビカス」の存在を知り、この花でリレーを盛り上げようと、約20株を昨秋に取り寄せ、3カ所に植えた。

■自らランナー

 さらにうれしい知らせが舞い込んだ。

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