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〈時代の正体〉「みんな平和に」南北会談へ在日1世の願い

社会 | 神奈川新聞 | 2018年4月28日(土) 01:03

ひ孫の写真を手に思いを語る徐さん=川崎市川崎区の川崎協同病院
ひ孫の写真を手に思いを語る徐さん=川崎市川崎区の川崎協同病院

【時代の正体取材班=石橋 学】「みんなが平和になりますように」。在日コリアン1世の徐(ソ)類順(ユスン)さん(91)=川崎市川崎区=はまだ見ぬ安息の訪れを南北首脳会談に願う。

 「私は戦争、戦争ばっかりだったから」

 日本の植民地支配で困窮を極めた朝鮮半島に生まれた。14歳で日本へ渡り、軍需工場や銀山で働いた。敗戦で解放を迎えるも安息は訪れなかった。

 故郷へ戻ると朝鮮戦争が勃発。幼子を背負い、砲火を逃げ回った。再び海を渡ったのは「生きるため。でも、学校に通えなかったから字が読めず、いい仕事はなかった」。働きづめの人生に差別はついて回った。

 迎えた老後。「子や孫たちに同じ苦労をしてほしくない」。1世のハルモニ(おばあさん)たちと戦争反対を訴え、川崎区桜本をデモ行進したのは2015年9月。海外での戦争に道を開く安全保障関連法の成立が迫っていた。安倍政権が喧伝(けんでん)したのが朝鮮半島危機だった。

 2カ月後、まちをヘイトデモが襲った。

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