少年による捜査機関への挑発行為に、県警が危機感を強めている。県警本部前で臆面もなく違法行為を働き、摘発された事例も。捜査幹部は、面白半分の行動による代償の大きさを指摘、警鐘を鳴らす。
2017年11月17日未明、16~17歳の少年、少女計6人がオートバイ3台に分乗して向かったのは、横浜市中区の県警本部。事前に「激アツな場所で『おまわり』をやろう」などと示し合わせて正門前に乗り付けたという。警戒中の警察官がいる哨舎に向かって爆竹を投げ付け、大音量に気付いて警察官が飛び出してくると、今度は投石などを繰り返した。
県警がパトカーを出動させると、同市中区、神奈川区、鶴見区内を約3キロにわたって集団暴走。