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やまゆり園 事件考
差別の源流<全3回・中>教職志願…突然、チャラくなった

社会 | 神奈川新聞 | 2020年3月6日(金) 05:00

植松被告が津久井やまゆり園に侵入後、最初に通った通路=2017年7月6日、相模原市緑区
植松被告が津久井やまゆり園に侵入後、最初に通った通路=2017年7月6日、相模原市緑区

 植松聖被告(30)は地元の中学校を卒業し、東京都内の私立高校へ進学した。「おしゃれで面白そう」という理由で、調理科を選んだ。勉強は変わらず、「中の下」。授業中は居眠りをしていることが多かったという。

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 当時の被告はどんな性格だったのか。高校の同級生で被告と交際していた女性の供述調書から、その人物像が浮かび上がってくる。

 被告の人物評は「クラスのリーダー的存在」。ダンスの練習で面倒臭そうにしている生徒に大声で「やるぞー」と呼び掛け、場の雰囲気を明るくさせた。

 交際してから1年の記念日には友人と内緒で選んだ指輪をプレゼントしてくれ、けんかした後は仲直りのために花束を持参して女性を驚かせたという。

 週末には互いの実家を行き来した。被告の自宅を訪ねた時、初対面の母親は「あら、かわいいわね。よかったじゃない」と言い、物静かな父親がパスタを作ってくれたこともあった。

 「交際中の被告は根が純粋で優しかった」「家族仲も良さそうに見えた」。女性はそう振り返った。

真面目が一変

 ただ、短気な面もあったようだ。

 
 

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