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妊婦死亡で和解成立 堀病院が遺族に解決金

社会 | 神奈川新聞 | 2018年3月31日(土) 02:00

横浜地裁
横浜地裁

 横浜市瀬谷区の産婦人科医院「堀病院」で出産直後の女性=当時(39)=が死亡したのは、病院側が適切な治療を怠ったためとして、県内在住の夫(47)ら遺族が運営法人に約7500万円の損害賠償を求めた訴訟は30日、横浜地裁(中平健裁判長)で和解が成立した。病院側は解決金として6500万円を支払い、再発防止に努めることを約束した。

 訴えによると、女性は2009年9月に、母胎の腹部に力を加えて胎児を押し出す「クリステレル胎児圧出法」を助産師から受け、次女を出産。直後から激しい痛みを訴えて心停止に陥り、出産から約4時間半後に搬送先の別の病院で死亡した。死因は肝臓破裂による出血性ショック死とされた。

 訴訟では、(1)同圧出法が適切に行われたか(2)容体急変後の病院側の処置が適切だったか-が主な争点となった。地裁は和解条項で、「出血性ショックの診断が遅れた点に注意義務違反がある」とし、容体急変後の対応で病院側の過失を指摘。「注意義務違反と女性の死亡との間に因果関係があるとの心証に至った」とした。

 夫は代理人弁護士を通じて、「私たち家族は今も深い悲しみの中にいる。このような悲しい出来事が二度と起こらないよう、医療従事者には再発防止に努めてほしい」とコメントした。代理人弁護士によると、同圧出法を巡っては、有効性が認識される一方で、母体の腹部を強い力で押すことから内臓損傷などのリスクも指摘され、評価が分かれている。

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